目的


インドのコットン農家がオーガニックコットン(*1)へ移行していくことを支援する「プレオーガニックコットンプログラム」

多量の農薬使用により苦しむコットン農家へ、オーガニックコットンの認定までに必要な3年間の移行期間にかかる経済的負担を軽減することで、オーガニックコットンの生産地が広がっていくことを目的とします。

コットンは私たち消費者にとって一番身近な素材ですが、どこで誰が作っていて環境にどんな影響を与えているか、ほとんどの人が知りません。海を越えた向こうにある、環境破壊の現状と人々が直面している苦しみを知りません。

私たちの生活は、グローバル化で生まれた世界的な資本主義システムの中に成り立っていて、そのシステムの舞台裏に存在する現実を知らずに、その恩恵をお金と引き換えに得ています。何気なくいつもの服に袖を通すことに、どれだけ責任があるのか、わからない世界で生きていると言えるでしょう。その服に使われた農薬が及ぼす環境、人への悪影響を知りません。

このプログラムでは、インド現地のコットン畑と契約し、種まきや収穫時に生産地を訪問していきます。現地への訪問を重ね、生産者と話し、その思いや悩みを共有するなかで、日本にいる私たちの選択が生産地の環境や生活改善へのアクションにつながっていることを実感しています。オーガニック農法に取り組み、農薬被害が無くなることで、生産地で起こる負の連鎖を断ち切ることができるのです。消費者である私たちがオーガニックコットンを選択しない限り、生産地の悲惨な現実は変わりません。そして、私たちが選択すれば、1年後、2年後の生産地の近い未来が変わります。

プレオーガニックコットンは、オーガニック農法を望む農家の、新しい未来の実現を後押しします。私たち消費者が、インドのオーガニックコットンの普及を、そしてオーガニックな世の中への移行を支えるプログラムです。

(*1)オーガニックコットンとは、3年間無農薬、無化学肥料の土地で栽培された綿花のこと。
綿花の作付面積は、全世界の農地面積の約5%に過ぎないが、使用されている農薬は全世界の10%、殺虫剤に至っては25%を占めると言われている。
この多量の農薬使用は、周辺の土壌汚染、水質汚染は勿論、農薬散布時の健康被害や、汚染された水を摂取した内臓疾患など、多くの問題を引き起こしている。
一般的に、CONTROL UNIONやECOCERTなど世界的なオーガニック認証団体があり、その認証を得たコットンをオーガニックコットンと呼んでいる。



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