kurkku


2011年 9月

2011.09.20 (Tue) 【山形県・上山市】自然と寄り添うワイナリー vol.2

タケダワイナリーさんに訪問して感じたことは
ブドウ畑の様子があきらかに違うことです。

0920-ブドウ畑.JPG

日本のブドウ栽培でみられる平棚式ではなく
直立にブドウの木を立つようにしていることもそうですが、
ブドウの木の下に元気に生える草たち。
そこにはバランスのいい生態系があるようにみえます。

タケダワイナリーさんは自社畑もお持ちですが
地元の農家さんを大切にしています。
こちらは収穫時期に農家さんたちがブドウを入れるラックです。

0920-カラフルなラック.JPG

ヨーロッパ系の品種をいち早く取り入れましたが
山形県はデラウェアの生産高日本一です。
もともとは生食用の品種ですがワインに取り入れています。

デラウェアはアメリカ原産種で
「フォクシーフレイバー」といって
ヨーロッパ系の品種にはない香りがあります。
世界のワイン界では一般的に歓迎されないのですが
タケダワイナリーはあえてワインを造っています。

0920-ワイン樽.JPG

デラウェアは地元の農家さんが造りやすいことや
土地の個性を生かしたワイン造りをめざしているからなんですね!

このように地域と連携して上質なワインを
造り続けているタケダワイナリーさんが今困っていることは
近隣の清掃工場の開発です。
清掃工場ができることで、生態系が崩れ
地下水への影響が懸念されるからです。

0920-清掃工場反対.JPG

タケダワイナリーを愛する人たちからの反対の署名を集めましたが、
今でも計画は進行中なのだそうです。

自然と共存することは
現代人にとっては難しい時がありますが、
目先の経済性よりも次世代へとつなぐ自然環境の方が大切なのだと、
原発事故以降感じてしまいます。

この素晴らしいワイナリーが
100年後もありますようにと願います!

0920-ご夫婦.JPG

最後に帰る時に典子さんに会えました~
お忙しいところお時間を頂きまして
ありがとうございました!

カワモト

2011.09.16 (Fri) 【山形県・上山市】自然と寄り添うワイナリー vol.1

地方へ行こう!隊のカワモトです。
山形訪問の最終地「タケダワイナリー」さんを紹介致します。

0916-タケダ工場.JPG

ナチュラルワインがお好きな方や
2008年の洞爺湖サミットの供宴で登場した
「ドメイヌ・タケダ キュベ・ヨシコ」が有名なので
ご存じの方も多いかもしれません。

タケダワイナリーさんの歴史は古く創業は1920年(大正9年)で
現在は5代目の岸平典子さんです。
訪問して取締役営業部長で典子さんの旦那様の和寛さんに
お話しをお伺い致しました。

0916-旦那様.JPG

自然農法を30年以上前から取り入れ、
過剰な肥料を排除し自然のサイクルを最大限にいかした
減農薬で無化学肥料によるブドウ栽培を行なっています。

0916-ブドウの木.JPG

自然農法は先代のお父様から始まっていて、
典子さんの食生活も子供の頃からマクロビオティックだったそうです。
お陰で洗練された舌がワイン造りに役立っています。
やっぱり食生活って大切なんですね~

子供のころからブドウ畑へ日常的に触れていたので
畑の様子がすぐにわかるのだそうです。

0916-ボトル.JPG

1990年代にフランス・ブルゴーニュの醸造学校でワイン造りを学び、
帰国後は先代のお父様とお兄様と共にワイン造りをしていたのですが、
お兄様が急死され、33歳の若さで栽培と醸造の責任者になったそうです。

よく取材で「目指すワインは何ですか?」と聞かれ
お父様が目指すワインは「シャトーマルゴー」でしたが
典子さんは「自分が飲みたくなるワインをつくりたい」なのだそうです。
あまりにもシンプルな回答なので、聞き手が驚かれるようです。

そして日本の人のために美味しいワインをつくりたいので
輸出は考えていません。

0916-ワイン.JPG

う~ん素晴らしい。

次回もつづきます。

2011.09.12 (Mon) 【山形県・天童】田んぼの中の果樹園@東海林農園vol.2

前回の桃の畑からラ・フランスの畑へ

ほとんど一帯が田んぼの中に
ぽつんと果樹園があります。
もともとは田んぼだった場所を果樹園に転換したそうです。

0912-田んぼの果樹園.JPG

0912-田んぼと果樹園.JPG

元田んぼの場所を果樹園にするのは
排水が悪く管理が難しいのですが
この地域の昼と夜の寒暖差が果樹栽培に適していて
美味しい果物が出来ると伺いました。

0912-洋なし鈴なり.JPG

「あれ?ラ・フランス畑の中に違う梨が?」

0912-和梨.JPG

こちらは和梨の「あきづき」という品種です。
ラ・フランス3本に和梨1本を植えると
受粉がされやすく実が大きくなるそうです。

天童市はラ・フランスの生産量日本一なのですが
そんなノウハウがあるんですね!

お話しを伺っている途中にも
木の様子に目を配る東海林さん

0912-様子を見る東海林さん.JPG

0912-東海林さん収穫.JPG

他の実に栄養が行くように
小さめの実は取り除きます。
ラ・フランスの収穫は10月中旬です。
収穫しても堅くてすぐには食べれないので
追熟して11月上旬頃からの出荷です。

秋から冬にかけて果物が楽しみです。

0912-ラフランス.JPG

果物は作付けしてもすぐには収穫できないので
3年・5年・10年のスパンで
毎年収穫ができるように複数の畑を回していくそうです。

桃は3年目からその後10年位は収穫できます。
さくらんぼは5~6年目にようやく収穫が始まり
その後、20年~30年は収穫ができるそうです。

さくらんぼなんて子供を育てるように
時間がかかるんですね~

野菜の畑との違いを実感しました。
そう思うと大切に頂かないといけませんよね。

mother kurkkuで桃のデザートがありましたら
思い出してみてください。

 

2011.09.09 (Fri) 【山形県・天童】田んぼの中の果樹園@東海林農園vol.1

地方へ行こう!隊のカワモトです。

8月の終わりから9月にかけて
桃が美味しい季節になりますね。

もうすでにご賞味頂いているかもしれませんが
mother kurkkuでは桃のデザートをご用意してます。

0909-mother 桃.jpg

Food Relation Network東日本として
美味しいフルーツはないか?
調べたところ山形県の天童市の東海林農園さんに出会いました。

0909-東海林さん.JPG

お伺いしたところとてもご親切で
まるで田舎の親戚の家に行ったみたいでした(笑)

東海林さんは代々続く農家の方です。
稲作が中心だったのですが
減反政策の影響で果樹栽培に切り替え
今はさくらんぼ・桃・ラ・フランス・りんごの栽培が中心です。

栽培は減農薬で有機肥料を使用した
安心で美味しい果物です。

桃の畑の様子はこちらです。

0909-桃畑.JPG

桃が鈴なりです!!
桃の甘~い香りが漂います。

0909-反射シート.JPG

木の下の反射シートは除草の役目もありますが
桃がキレイに色づくから敷いているそうです。

落ちた桃を集めてパシャリ

0909-桃4個.JPG

桃は植えてから収穫できるまで
3年かかるそうです。

よく桃栗三年柿八年といいますが
農家さんが時間と手間をかけたおかげで
美味しい桃が食べれるんですね。
ありがとうございます!

次はラ・フランスの畑をご紹介します。

2011.09.05 (Mon) 【山形県・赤湯】急斜面のブドウ畑@酒井ワイナリー vol.2

地方へ行こう!隊のカワモトです。

いよいよ醸造場をご案内いたします。

0905-蔵.JPG

ワインを醸造している場所は
なんと古い蔵です。
中に入るとひんやり涼しい。

0905-蔵ワイン樽.JPG

0905-蔵醸造.JPG

酒井ワイナリーさん独自の方法として
一升瓶に一度入れてワインの澱をとっています。
フィルターなどでろ過をしないワイン本来の
旨みや香りを残しています。

0905一升瓶.JPG

この方法は創業の時から続けていて
酒井ワイナリーの独自の方法として受け継いでいます。

明治時代にワイン造りの知識を得る為に
創業者は東大の先生に手紙を送って
教えてもらったそうです。

とにかく工夫が満載のワイナリーなんですね!
感心することばかりでした~

そしてなんといっても
畑から醸造・加工・販売をご家族で経営をしています。

0905-酒井ショップ.JPG

店頭では酒井家のお姉さんが
明るい笑顔で迎えてくれます。

お店ではワインやブドウのソフトクリームなど
販売しています。

 0905-試飲のワイン.JPG

ワインが飲めない方は
こちらの「蟻葡萄」なんていかがでしょうか?

0905-蟻葡萄.JPG

0905-看板.JPG

「ありんこもびっくりこの旨さ」というキャッチコピーで
創業からの看板メニューです。

0905-酒井姉弟.JPG

赤湯に訪問の際には是非行ってみて下さい!