kurkku


2011年 6月

2011.06.30 (Thu) 【奈良県大和高原】お茶発祥の地 vol.3

10代で新規就農、そして10年を迎えた現在、
伊川さんのところには農業を志す若い世代の人達が
研修生として集まっています。

世の中では「就職難」といった言葉が聞かれますが、
伊川さんを見ていると、
未来をつくるのは自分に他ならないんだな、と思います。

さて、そんな伊川さんが登場する本が、
今日、発売になりました。

それは――

『ニッポンの嵐 ポケット版』!

2010年の秋、全国の小中学校に寄贈され話題になった本を、
内容はそのままに縮小。
嵐のメンバーが自らの興味をもとに、
日本各地を訪ねた旅を収録したこの本で、
櫻井翔さんが健一自然農園を訪問した様子が掲載されています。

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上の写真は、櫻井さんも驚いたという、今も現役の竈

本には櫻井さんが体験した、茶摘み作業の様子や
伊川さんがなぜ農業を志したのか――
などの話が写真とともに紹介。

もちろん、お茶の美味しさについても!

どこかで本を見かけたら、伊川さんを探してみてくださいね。

ヤナイ

2011.06.29 (Wed) 【奈良県大和高原】お茶発祥の地 vol.2

健一自然農園を訪ねたのは今年の2月。
古都・奈良の中心から、鹿たちを横目でみつつ、
春日大社を心のなかで参拝して、
ゆっくりと車で30分ほど山へとあがっていくと、
「お茶発祥の地」と言われる、大和高原へ。

健一自然農園は大和高原のなかでも
一番標高が高い(400〜500メートル)
都祁(つげ)・山添(やまぞえ)にあります

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伊川さんは最初、お茶ではなく野菜などを作ろうと思っていたとか。
でも、都祁のあちこちにある耕作放棄地で、
ジャングルのように生えているお茶の木を見て、
「手をかけなくても自然にこれだけお茶の木が生えるなら、
この土地がお茶を育てるのに向いているんだ」
と思い、お茶農家を決心したそうです。

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大和高原の風土でこそ育まれる、人々の日々の生活に寄りそうようなお茶づくりが伊川さんの願い。

「毎日飲むお茶だから、自然で美味しいものであってほしい」
と、伊川さんは言います。

たとえば厳しい冬を越した大和茶のほうじ茶は、
ミネラルたっぷりなのに、カフェインが少ないので、
赤ちゃんからお年寄りまで、安心して飲めるお茶。
煎茶以外にもお茶の魅力はたくさんあります。

伊川さんが目指すのは、
土地の力を引き出し、周囲の環境と調和した
無肥料、無農薬の自然農法でのお茶作り。
そのためには自分の畑だけでなく、
周りの環境も大事だ、と伊川さん。

大和高原の恵みというべき、
美味しくて安全な貴重なお茶は、
豊かな里山に育まれているのです!

ヤナイ

2011.06.28 (Tue) 【奈良県大和高原】お茶発祥の地 vol.1

新茶の季節になりましたね。

といっても南北に長い日本列島、
「新茶」の季節もいろいろなのです。

今回は「日本で一番最後に新茶ができる」(標高が高い)、
奈良・大和高原で無農薬・無肥料、
自然栽培のお茶づくりをしている、
「健一自然農園」の伊川健一さんをご紹介します。

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伊川さんは現在29歳!
高校生の頃から「農業をやりたい」と決意し、19歳で新規就農。
10年を迎えた現在、畑は当初の10倍の1万坪に!
(10が続きますね〜)

お茶といえば静岡や宇治が有名ですが、
大和高原は宇治も近く、実は、
高級な茶葉を宇治茶のブレンド用として出荷してきたのです。

ただ、最近では若い作り手の方々を中心に、
「大和茶」として飲んでもらいたいという気運も高まっているとか。

そのなかでも伊川さんは「農薬も肥料も使わない」
「周りの環境と調和し、土そのものの生命力を高める」という自然農法で、
お茶づくりにチャレンジ。
現在では50余りのお店に卸しています。

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標高が高く、厳しい環境だからこそ育まれる、
伊川さんのお茶の魅力については、次回!

ヤナイ

2011.06.23 (Thu) 【宮城県・村田町】山の中の畑

今回の宮城県訪問では
宮城県庁・食産業推進課のみなさまに
大変お世話になりました

出会いはap bankが石巻で炊き出しをしたことから始まります

私たちはもともとFood Relation Networkという構想を
昨年より進めておりまして
今年の1月から「地方へ行こう!隊」が
少しずつ産地に訪問をしていました
そんな中の震災でした

石巻を中心に炊き出しを始めて
食産業推進課の方と出会い
Food Relation Networkのお話しをすることができたんですね
生産者の方を快くご紹介頂きましたありがとうございます

仙台駅から車で35分くらいの場所にボンディファームさんがあります

「東京でいう八王子みたいな場所ですよー」

八王子出身の私はなるほどーと思いました
仙台市への通勤圏内で
住宅街があったり畑があったり
しばらくすると山があるといった環境が似ています

ボンディファームさんの畑は山の中にあります
「農薬も化学肥料も一切使わないので
水が畑に溜まらない傾斜のある場所がいいんだよねー」
とおっしゃるボンディ―ファーム代表の鹿股さん

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写真では分かりずらいのですが
かなり傾斜した畑です

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このような山あいの畑をいくつももっていて
年間150品目を超える野菜を育てています

土づくりは自然に生えてくる野の草を緑肥として
自分で育てている鶏の糞を完全発酵させて使用します

一般の消費者の方と
仙台市内を中心とした飲食店に野菜を届けています
私が行った畑も(写真)
ルッコラ・春菊・ルバーブの葉・小かぶなど
そのまま食べさせて頂きました
新鮮さが違うのは当たり前ですが
香りが高く「えぐみ」を感じさせない野菜でした

そのまま食べれるので
この畑全体が「香味野菜のサラダ」に見えてきました(笑)

この畑では野草も土づくりに貢献しているので
雑草ではないんですね

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久しぶりにシロツメクサを見ました

多品種少量生産をされているので
畑は毎日変化をしています

ap bank fesに向けて野菜を探していたのですが
「ウチはレタス90個なんて揃わないよー」と言われました(笑)

なるほど
畑を見て納得です

カワモト

2011.06.22 (Wed) 【宮城県・大郷町】レモンイエローの黄身

資源循環型農業を実践している大郷グリーンファーマーズでは
自社で作った玄米を餌にした「たまご」があります

トウモロコシを餌にした卵とはちがって
黄身の色がレモンイエローなんです

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卵の黄身は餌によって色がかわるのですが
玄米の場合はレモンイエローなんですね

 たまにやたら赤い黄身を見かけますが
美味しそうにみせるために、パプリカを食べさせて
黄身を赤くしていることもあるそうです

資源循環型農業として
休耕田での飼料米栽培を行なうことで
輸入に頼っていた飼料の自給率が上がること
鶏糞を堆肥にまぜて田んぼに戻せば
地域としての循環がひろがります

今回の震災で沿岸部にあった飼料倉庫が
津波に流され飼料がかなり不足しているそうです
特にNon-GMO(非遺伝子組み換え)の飼料が深刻で
仕方なくGMO(遺伝子組み換え)の飼料を使用する生産者もいます

しかし郷右近さん家の玄米を食べる鶏たちは
いつもと変わらない餌を食べていられました
循環って大切ですね!

鶏舎に伺ったら匂いがほとんどしませんでした
人がいると餌をくれると思って一斉に集まってきます

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運動場を持った平飼いなので
鶏たちは元気いっぱいでした

カワモト